生後2ヶ月で,「荒城の月」で泣き止んだがために,
同世代のお子さん達が聞いたこともないようなレトロな,
しかもオペラで使うような脳天に突き抜けるようなソプラノ,
ダークダックスのような男声の合唱などなどによる曲集のCDを
聞かされ続ける長男a,時代錯誤な子に育ってしまいやしないかと,
母は一抹の不安も感じている今日この頃です.
(なので,現代っ子向けの童謡CDや私世代の童謡CDなども聞かせております,いちおう.)
その古きよき時代の曲集の中にあるのが「青い眼の人形」.
私はこの歌を親か祖母からか聞かされていて,
知ってはいたのですが,大人になって今一度聞いてみると
青い眼をした お人形(にんぎょ)は
アメリカ生まれの セルロイド
日本の港へ ついたとき一杯(いっぱい)涙を うかべてた
「わたしは言葉が わからない
迷子(まいご)になったら なんとしょう」
やさしい日本の 嬢(じょう)ちゃんよ
仲よく遊んで やっとくれ
仲よく遊んで やっとくれ
...いやぁ,改めて歌詞を聴くと,
なんと心に滲みる歌詞なのでしょう.
(写真: 青い眼のお人形@Reading terminal market in Philadelphia 砂糖菓子だけど.)
まさしく2004年の秋,シカゴの空港で感じていた不安!
今よみがえる!!
と言った感じです.
と,一人で勝手に盛り上がっていますが,どうせここを見てくださっている方は,
だいたい私のことをご存知でしょうから,さらに勝手に盛り上がり続けます.
シカゴの巨大な空港で迷子になったら,どうしよう?!
そう不安になりながらも,ダンナPがメールで送ってくれた
インストラクション通り(よほどダメダメな私が気掛かりだったのでしょう,
「○○のところで右のレーンに入る」e.t.c.空港の道順を送ってくれたのです)
いっしょけんめい乗り換えようと
思って,ようやくゲートにたどり着き,ベンチに座っていても,
待てど暮らせど他の乗客が来ない...
と,電光掲示板を見たら,出発ゲートが変更になっている!!
あのときの不安,まさしく
「迷子になったらなんとしょう?」
そして,やれやれ,ようやく棲み始めたフィラデルフィアでは,
意地の悪い役所の人間,各種店舗の人間に,
「けっ,言葉もしゃべれねぇチャイが,こっちに来てオレ等の仕事盗るんじゃねぇよ」
ってな顔されて,ただでさえ不安な気持ちが,どどーんと落ち込む...
別に私は「アメーリカー,アメーリカー!第二の我が祖国よー!!」
とか思って渡米したわけじゃないのに.
そんなこんなあると,
「優しい日本の嬢ちゃんよ,青い眼のお人形さんのこと,
くれぐれもよろしくお願いしますよ」
とか言いたくなっちゃうんだな.うるうる.
そうそう,話は違うけど,「赤い靴」という歌.
これも「古典派(?)日本の童謡CD」に入っているのだけど,
この曲の3番の歌詞の発想がすごい.
異人さんに連れられて行っちゃった女の子,
「今では青い眼になっちゃって」!!外国暮らしをしているのだろう,と.
ジョン万次郎の時代には(って,この曲より数十年前か),
みんな顔まで欧米化して帰ってきたのだろうか.
...なんて,子供っぽい茶々を入れてしまいましたが,
Wikiってみると,この歌詞のベースになっている史実は
メロディ通り,とても悲しく切ないお話なのですね.
あー,童謡ネタ書き出すとさらにキリがなくなりそうだけど,
童謡ばかり書いていても,どうかと思うから,次は違う話書こうっと.
